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高知行軍 その2 年月がのこすもの

高知の浜辺といえば桂浜。

朝の風を味わいながら明けの水平線を目指します。

 

この浜は波が強くおそらくこの浜の岩は本来もっと大きかったと思われますが、長い年月で削られ、それでもなお雄大です。

また砂浜もすごい砂が堆積しており、地面から生えている岩は本当は砂に埋もれただけなのでは?と思わせるほどです。掘ったらデカい岩が出てくるのでは。

 

坂本龍馬はこの浜で日本の夜明けを思ったそうです。

それから100年ほどたち、この日は私が日本の夜明けを思うことにしました。

たぶん明日も誰かが思います。

ひょっとしたら今自分がいるなんてことない場所も、昔は何かドラマがあったんじゃないかと思うと笑顔になりますね。

とかなんとか言いながらもこの浜には長居しませんでした。

スケジュールかつかつでしたので。

 

 

 

 

 

 

次は伊尾木洞にオジャマ。

シダ植物の楽園。森へと続く美しい自然の穴。

なんといってもアイキャッチ画像の入り口。ここから暗い洞窟に入ってゆき、進んでいくといつのまにか山の中なわけですが、大きい口の中に入り、日常から離れた世界に進んでゆく感覚で楽しかったです。

横画像とかすごいですよね。これ道なのかよ。

植物園と違って過ごしやすくはないですが、まぁここ無料なので。

長靴もレンタルできますヨ。

コスパに関しては最強の観光地でした。

 

この観光名所も「ありのままの自然」が可能な限り残されています。

階段は景観を損なわぬように最低限のみ存在しているのも特徴。

どこの切り取ってもいい写真を撮れるというのはよいことでしょう。

小川のせせらぎを聞いて太古に思いをはせてください。

 

進んでゆくと農家様の家に出ます。佐伯の大丹生島を思わせる。

田んぼの先に海が見えるのは私の好きなポイント。なんだかんだこういう風景は見たことなかったので、まだ見ぬ日本に出会えました。

ちなみに通路の途中には案山子の家があります。抜群のインパクツ。

今回写真には残せませんでしたが、やなせたかしみを感じる案山子もありましたし、案山子に交じって本物の人間もいました。

案山子は建物いっぱいに存在しており、夜は肝試しによさそうだとも感じました。

動物除けのかかしが人を寄せ付けるなぞ、日本で初めて案山子作った人間がいるとすればきっと驚いたのでしょうか。それとも当時からおそるそそる「なんだこれ!」と近づいてくる人間が多かったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

農業の風景とは不思議なもので、どこか懐かしさを感じます。

自分達が食べていくために、お金を稼いでいくために畑を耕し、田んぼを耕し、生産活動に従事していくわけですが、その行為が作り出す景色は美しいものであり、日本の文化でもあります。

故に耕作放棄地をみると世の無常を感じ悲しい気持ちにもなります。

農業に携わる仕事とは食を支える仕事でありますが、日本の連綿と受け継がれてきたもの(風景だったりかかしだったり文化だったり)を、絶やさず未来に繋いでいく仕事でもあるのかもしれません。

骨になってもハートは残るぜ。みたいな。

 

 

 

2025年05月07日 更新